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土壌分析器の仕組みを解説

公開日:2021/05/15  最終更新日:2021/02/24


新たに宅地開発や大規模マンションの建設などを行う際は、必ず土壌分析を実施します。これは環境省ならびに国土交通省が法規で定めていることであり、住民が安心して暮らせる土地であるのかを事業主はしっかりと調査しなくてはいけません。この記事では、土壌分析に用いる土壌分析器の仕組みや使い方などを詳しく解説していきましょう。

土壌分析が実施されるようになった背景

日本国内で土壌分析が実施されるようになったのは1980年代以降です。それ以前は宅地開発や都市開発をする際は、土壌分析の必要はありませんでした。ところが、高度経済成長期に都心部だけでなく地方でも大規模な都市開発が進み、至る所で建物が林立するようになります。この時、以前は廃棄物処理場であった場所や、池・沼などを埋め立てて宅地を建造することが多くなったのです。

しかし、土地から有害物質やガスなどが発生し、住民が健康被害を訴える地域が発生しました。このトラブルを境にして、国土交通省や環境省では規模に関わらず、土地開発工事を実施する際は必ず土壌検査をするようにという法令を発したのです。国内では年間約10万件以上もの土壌調査を実施しており、専門会社が土壌分析器を用いて計80項目もの詳細な検査を実施しています。

おもに、ダイオキシン・一酸化炭素などの有害物質が堆積していないことの確認と、地面の成分を確認できます。この調査結果が出て異常が見受けられなかった場合は、正式に工事着工へと移るのです。すべてのデータは国交省でデータベース化され、もしも人が住むのに問題があった場合は自治体に連絡を行って、より詳細な調査が実施されます。その後、土壌の改良を行って問題を取り除いてから再び工事へとステップを踏むのが基本的な流れとなっているのです。

土壌分析器の仕組みと変化の流れ

土壌分析器は1980年代に国内で開発生産され、X線を用いた成分分析器となっているのが特徴です。開発された当初は各土壌のサンプルを使用して、特殊な薬品で分離をしたのちにガンマー線というX線を照射して、計50項目の検査を実施していました。この検査結果を得るには約2週間の期間を有し、専門調査会社にサンプルを提出しないといけないというのが特徴になっています。

ところが2000年以降になると、コンパクトなX線照射器になった土壌分析器が登場し、各現場でリアルタイムな分析が可能となりました。基本的な構造に変わりはなく、ガンマー線を用いて調査を進めますが、土壌のサンプルは不要でスクリーニングという手法を用いるのが大きな変更点です。サンプルを専門機関に提出する必要がなく、その場で土壌分析の結果がわかるので、効率が大幅に向上したといえるでしょう。

土壌分析器の呼び名もスクリーニングマシンと呼ばれる場合もあり、大手建設会社では自社で調査を完結させているところさえあるのです。なお、このマシンを使用するには技能資格が必要になるため、誰でも土壌分析が可能というわけではありません。危険物取扱主任者とX線装置取扱技能士という2つの国家資格を取得してから、実際に現場で分析できます。その後調査報告書を作成して、各自治体と国交省へと提出するのです。

土壌分析で異常がでた時はどうするの?

土壌分析器を用いて土地を調査した際には、ダイオキシン濃度が高い・土地の水分量が多いといった問題が浮上することがあります。これらの問題を抱えたまま土地開発をすることはできず、必ず対応を施してから開発へと着手しないといけません。まずダイオキシン濃度が高い場合は、自治体の土地改良部門の指示に従って中和作業を実施します。

中和作業とは、ダイオキシンという物質の有害性をなくすことであり、消石灰を土地に含ませて一定期間放置するものです。大阪で1996年に大学医学部跡の土地で、約5100平方メートルにわたってこの有害物質が検出されましたが、約2年後に中和作業が終わり、現在は検察庁ビルや放送局が建っています。

土地の水分量が多い場合は、ボーリング工事を実施するのが一般的です。大きな杭を地面に差し込むことで強度を高めることができ、池や沼地であった場所でも住宅やマンションをしっかりと支える土壌へと改良することが可能になります。また、異常が見受けられても、大半の問題は解決することが可能です。

ただし、ある程度は着工期間を長引かせることになり、調査・改善費用等も事業主が負担しなければなりません。安心・安全な環境を提供することを事業会社には定められているため、土壌分析を行って得られた結果に従うのは義務ともいえるでしょう。そのサポートをするのが土壌分析器で、これを用いて調査を入念にしないといけません。

 

土壌分析の概要・土壌分析器の仕組みなどについて解説しました。各地で宅地開発・土地開発工事が行われていますが、この工事を実施する前には必ず土壌分析を行っています。スムーズに施工が進んでいる時は、その場所は安心できる土地だという証だといえるでしょう。

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