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土壌分析で分析をするときに用いられる手法とは

公開日:2020/10/15  最終更新日:2020/10/06

土壌分析をする場合には、一般的に広く用いられている手法を利用して土壌の性質を分析していきます。調べたい土壌の成分によって必要になる方法も決まっており、また土壌に含まれている水分の量やpHを測定できる方法もあります。測定に使用する土壌の採取にも独自の手法がありますが、ここではこうした土壌分析の手法をまとめて紹介します。

分析に使用するための土壌を採取する手法

土壌分析の手法の一つとして、水分測定法という方法があります。この方法で土壌を分析する場合には、まず調べたい土地の土壌を採取する必要がありますが、調査するのに向いている時期の土壌を選ぶのが検査のコツです。農作物を栽培する目的で使用している土壌を分析する場合には、一般的に農作物を収穫した後の土を採集します。

果物を栽培している土地の土壌を分析する場合には、春先や土壌の水分が減少する時期を避ける必要がありますが、これは根にダメージを与えるのを防ぐためです。土を採取する場所も決まっていて、土地の角と角を結ぶ対角線が交わる場所と、対角線の線上にある場所の土を採集します。

土を採取する土地の利用方法によっても採取する方法が違っていて、水がはっている田んぼの場合には、表面から2センチメートル程度の部分を取り除いてから採集をします。これはこの部分は酸化層になっているからです。野菜を栽培するために使用している畑の場合には、野菜を植えている畝の中央から、隣の畝の中央までの土を一定の大きさで切り取って、混ぜ合わせてから採取します。

果樹を栽培している土地の場合には、それぞれの果樹の樹冠の先端部分から一定の範囲内にある土を採集していきます。このとき、土壌の上の部分と下の部分を分けて採取するのが、果樹園の土壌分析に使用する土の正しい採集方法です。

採取した土を分析のために乾燥させる手法

採取した土を利用して土壌分析をする場合、そのままでは分析しにくいので、分析しやすくする手法がとられます。採取した土地はビニール袋などに入れて密閉して持ち帰り、混ぜ合わせてから風で乾かします。土は乾かしやすいように、紙の上に薄く広げておきます。大きな土の塊がある場合には、小さく砕いた状態にして乾燥させます。屋外で直接風に当てて乾燥させるよりも、室内で乾燥させたほうが、分析に使うためには最適です。

気をつけなければいけないのは、粘土質の土を乾燥させる場合です。粘土質の土は水分が減少すると、小さく砕きにくくなってしまうので、水分が充分に残っている状態のときに、小さく砕いておく必要があります。時間がない場合には、乾燥機を使用して土を乾燥させることもできます。使用するのは人肌程度の温かさの温風で、あまり高温の温風を使用しないようにするのがコツです。

乾燥した土は乳鉢に入れて充分にすりつぶしてから、ふるいにかけて大きさを調整します。ふるいの網目は2ミリメートル程度のものを使用します。ただし、1グラム以下の成分を分析したい場合には、0.5ミリメートル程度の細かい網を使用してふるいにかけます。乾燥させた土は電気伝導度を測定するための分析にも使用することが可能で、乾かした土を蓋のついたビンに入れて蒸留水を混ぜて、1時間ほど経過した後にECメーターを使って測定をします。

水分率やpHを測定するための手法

土壌分析を用いて土壌の水分を調べる場合は、風で乾燥させた土100グラムあたり、どれくらいの水分が含まれているかで、水分量を表示します。測定する場合にはまず、風で乾燥させた土を容器に移して、乾燥機を使い100度以上の高温で一晩ほど乾燥させます。土壌に含まれている水分率は、乾燥させる前の土の重さから乾燥させた後の土の重さを引いて、乾燥させる前の重量で割って、100を乗じて計算をします。

含水比を測定する場合には、乾燥させる前の土の重さから乾燥させた後の土の重さを引いて、乾燥させた後の重量で割って100を乗じて計算をします。水分係数は、数字の100を、100から含水率を控除した数字で割って、100を乗じて計算できます。水分係数は採取した土壌によって大きさが一定の範囲内に集中しています。火山灰の土壌の場合には1.10程度の水分係数です。

土壌のpHを測定するための分析方法もあり、pHを測定する場合に使用するのは、pHメーターや蒸留水です。試薬として塩化カリウムの溶液を使用するので、あらかじめ作っておく必要があります。塩化カリウムに蒸留水を加えて溶液を作成しますが、pHの値を7.0にする必要があるために、水酸化カリウム溶液を混ぜて調整します。風で乾かした土を蓋のついたビンの中に入れて、蒸留水や塩化カリウム溶液を入れてビンの中で混ぜ合わせてから、30分ほど時間が経過した後に、ビンの中の土のpHの値を測定します。

 

土壌分析で使用する土を採取するための手法は、分析する土地によっても異なっていて、場所によっては表面を取り除いてから土を採取します。採取した土を分析するためには土を乾燥させる必要があり、風で乾かして水分を蒸発させます。乾燥した土は、水分率やpHの分析などに利用できます。

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